「貧困のせいで大学に行けない!という人」と「起業で失敗する人」の共通点

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「貧困女子」「奨学金返済に追い込まれる人々」等々のニュースを見ながら。

なんとなく感じる違和感と既視感の理由にふと気が付きました。

仕事中、「貧困のせいで大学に行けない!」というセリフはまず聞かないのですが。

仕事でお会いする「起業しても行き詰る人たち」のセリフとよく似ているので。

既視感を感じるのです。

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本当にそのような若者たちに必要なのは。

大学に行く費用を援助することではなく

考え方と発想を変えられるように、教えてあげることのような気がします。

「みんなやっているから」の発想

「大学に行きたいのに行けない!」という人。

私の周りを見回してみても。

本当に勉強したくてたまらない人などほとんど見かけない気がします。

逆に、本当に勉強したくてたまらない人は、大学など行かなくても勉強します。

「皆大学に行って遊んでいるのに私だけ働くのは嫌!」

「皆と同じでないと嫌!」

これを応援することに何か意味があるのでしょうか。

起業で失敗する人たちの話を聞いていてよく出てくるセリフ。

「誰々はこれでうまくいっているのに、自分がうまくいかないのは運が悪い」

「大手はこれでうまくいくのに、自分がうまくいかないのは不公平」

なんとなく、よく似ています。

起業した人の50%以上が3年以内に廃業し、10年生き残る人は10%以下…

と言われる今の日本で。

皆と同じことをやっていれば行き詰るのは当たり前です。

90%ではなく10%の側に回らなければなりません。

「皆と同じがいい!」という発想自体が、すでに負けています。

「皆と違う方法で勉強してやる!」と考える人が生き残る人です。

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「費用対効果」の感覚が欠落している

私は高卒です。

何も考えず国立大学に進学するつもりでいましたが、高校3年生で進路を真剣に考えました。

折しもバブル崩壊後、大企業の倒産のニュースが駆け回る時代。

「大企業で歯車の一つになるより、個人でも生きていける技術を身に着けるべき」

と考えた私は、最短で自営業を始められそうな業種を選択することにしました。

何冊かの資格ガイドで「独立しやすい資格ランキング」1位になっていた税理士。

興味がわいて、目指してみることにしました。

学部は経済学部?商学部?などと調べていましたが。

しかし、よくよく考えてみると。

この仕事、学歴は必要なのでしょうか

特に仕事に必要のない学歴に4年分の時間と数百万円を費やすよりは。

4年間働きながら仕事を覚えつつ貯金したうえで。

どうしても必要ならその金で大学に行きなおせばいい。

と気付きました。

しかも。世間をまだよく知らない高校生にとって。

税理士業界は未知の世界です。もしかすると良心を売って金を得るような。

ドロドロの業界なのかもしれません。

「4年間勉強してようやく資格を取ったのに、入ってみたらそんなのだったからやーめた!

などということになれば。4年の時間と数百万円はドブに消えます。

結局、高校卒業後すぐにアルバイトで会計事務所にもぐり込み。

仕事の様子を知って、この業界でやっていきたいという決意を先に固めました。

仕事をしながらその給料で夜間の専門学校に通い、資格を取りました。

自分のお金で学校に行きますので、授業や教材の内容も自分でよく選び。

極力、費用対効果の高そうなものにしました。

そして、専門学校に通うようになって周りを見回しますと。

大学を出たものの、専門学校に入り直して勉強している人だらけでした。

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「優秀な経営者様」は良い意味で本当にお金にシビアです。

その支出した費用以上の売上に結び付くなら大胆にお金を投入します。

しかし、投下した費用以上のリターンが見込めないなら

1円といえドブに捨てるようなことはしません

そして、同じリターンが得られる、もっと費用の掛からない方法はないか

常に検討しておられます。

「起業で行き詰まる人」は対照的です。

見栄や、付き合い、世間体のために、だらしなくお金を垂れ流していきます。

大学に行って何を学ぶのか。

その学んだことで、どれくらいのリターンが得られるのか

同じリターンの得られる、もっと安い費用で済むルートはないのか

若いうちから費用対効果の感覚を身に着けることは非常に良いことだと思います。

何も考えずに数百万円のお金を投下してしまう。

あるいは自分が数百万円単位の買い物をしようとしていることに気付きすらしない。

若者がそのだらしない感覚のまま進学することを応援するより

本当に自分は何が学びたいのか、それにはどんな方法があるのか、費用はどうか。

検討できる人になるよう、応援する方が最善ではないかと思います。

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「求められていること」ではなく「やりたいこと」を優先

美容師業界の賃金水準が安すぎることが問題になっているそうです。

業界内部では「高付加価値の施術」がどうの、「労働生産性」がどうのと。

議論されているそうですが問題はそこではありません。

需要に対して供給が多すぎるのです。

やりたい人間、目指す人間が多すぎるのです。

ものの値段はそのものの価値で決まるのではありません。

需要と供給のバランスで決まるのです。

他にも飲食業界や、アニメ業界、少し前のバス業界など。

供給過剰になって限度を超えた価格競争は。

次々にブラック企業を生み出しています。

根本的な原因は。

求められていること、「需要があること」を仕事にしようとするのではなく

自分が単に「したいだけのこと」を仕事にしようとする人が多すぎることです。

このように最初から供給過剰の業界に、さらに飛び込む起業家が。

10年以内に廃業する90%の大部分を占めています。

生き残るのは「自分がしたいこと」ばかり考える自分中心の人ではなく

「人から求められること」のため、他人のために働くことができる人です。

「とにかく私は大学に行きたいの!」と自分のことばかり叫ぶ若者ではなく。

社会で今後必要とされる仕事は何か。

そのために自分は何を身に着ければよいのか。

それを身に着けるには、大学か、専門学校か、働きながら学ぶのか。

「他人からの視点で考えることのできる人」が成功する若者だと思います。

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「大学に行けない」なんて悩む必要はありません

私は高卒ですが、社会に出て一度も。

学歴のせいで不自由な思いをしたことはありません

そりゃ、初任給は低かったです。無理もありません。

でも寛大な所長税理士に恵まれたこともあり。

隣のスタッフの倍は仕事をこなす意気で仕事をしていたこともあり。

2年目には他の大卒スタッフと変わらない給料を頂きました。

それに、4年分スタートダッシュしているのです。

同い年が年間数十万から数百万円、学費を消費している間に。

自分は年間数百万円、社会で労働付加価値を生んでいるのです。

多少給与が低かったところで気にすることはありません。

それに、将来独立開業して、自分の責任で仕事をするのであれば。

だれも学歴にお金など払いません。仕事ができるかどうかです。

学歴が無いせいで勤め人の期間、数10%賃金が低いくらいの差なんてわずかなものです。

何も気にすることはありません。

社会に役立つ人になりさえすればよいのです。

その方法は、決して大学に行くことだけではありません。

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