毎年この時期には税理士会で。
その年の税制改正についての総まとめ的な研修が行われます。
「税制改正」などと聞くとつまらなそうに聞こえますが。
実はかなり世相が反映されていて面白いです。
近年でも。
「とにかく賃上げしてください!法人税負けますから!」
という国からのメッセージが強烈に響く「所得拡大促進税制」。
「とにかく地方にお金を回してください!住民税負けますから!」
という「ふるさと納税」。
「とにかく高齢者は若者世代にお金を渡してください!贈与税はいいですから!」
という「教育資金一括贈与非課税制度」。
などなど。
世相を反映した税制が次々と制定されています。
なんとなく、税制を通じて世の中の動きが感じられるものです。
今年の改正でも。
今まで税法が追い付いていなかった
「国外配信電子書籍への消費税課税」。
高齢者から若者への財産移転+“婚活”を後押ししようとしている(?)
「結婚,子育て資金一括贈与非課税制度」。
東京から地方へ移転すれば税金負けますよ、というメッセージの
「地方拠点強化税制」。
などなど。
情報通信と電子書籍の普及。
少子化対策。
地方創生。
ニュースで目にするキーワードがそのまま税制に反映されています。
しっかり時代についていかなければなりませんね。
次回以降、クライアント様にも影響のありそうな改正をご紹介していきます。
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