ああ勘違い…「税務署に出したら通ったよ。」

税務調査にまつわる嘘と真実

以前の記事にも書きました、ネット時代のあてにしてはいけない税金情報源。

【注意】税理士のブログやホームページを見る時、気を付けること。

Yahoo知恵袋やOKwave等のベストアンサーを見ていますと、時々、

「これで税務署に出したら通りましたから大丈夫です!」という回答があります。


Ted the Little Business Man / tedmurphy

 

本気で言っておられるのか、もはや釣りなのかもわかりませんが。

 

確定申告期、税務署は目の回るような忙しさです。

税理士もあちこちの確定申告会場に応援に行きますが、本当に大変です。

ほとんど流れ作業です。

そこで提出される申告書。

どれくらいのチェックをして受け付けるでしょうか。

 

・表面的に足し算・引き算が合っているか。

・1枚目の○○行目に来るべき数字が裏の書類の数字と合っているか。

 

せいぜいこれくらいです。

 

・そのもとになっている取引が税務的に問題ないか。

・領収書、請求書等の証拠書類がきちんと整っているか。

 

こんなこと、その流れ作業の場で全部チェックできるわけがありません。

 

ですので、確定申告書に押される税務署の受付印は、あくまでも

「この内容で書類が提出されたので、一応受け付けました。」

というだけのハンコです。

決して、「この内容で問題ありません。」ではありません。

 

以前の記事にも書いたように、問題があった場合に税務署が気付く時期。

そして実際に調査が行われる時期は実際の取引から4.5年後のことが多いです。

「きちんと」帳簿をつける理由。【税務調査】は4,5年後に来ます!

 

「適当に書いて、税務署に持っていったら通った。」

などの無茶苦茶な情報を鵜呑みにしてしまっても。

責任は鵜呑みにした本人にあります。

 

きちんとした情報を見分ける目を持ちたいものです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました